監査権限は個別交渉
監督基準は、委託先がデータを適切に管理していることを検証し、監査できる体制を求めます。大手パブリッククラウドでは、監査権限の付与には個別の複雑な交渉が必要で、標準的な条件で認められることはまれです。
金融機関・規制産業向け
GPUコンピュートとLLMプラットフォームを、金融庁の監督下にある金融機関、およびコンプライアンス要件の厳しい企業のために設計しています。監査権限、データレジデンシー、データ取り扱い。金融機関が責任を負う基準に、後付けで合わせるのではなく、最初から組み込んでいます。
ワークロード単位のFISC対応資料を含むコンプライアンス文書は、NDAのもとでご提供いたします。
コンプライアンスギャップ
金融庁の監督下では、委託先の管理責任は金融機関自身が負います。大手パブリッククラウドの標準契約は、この前提で書かれていません。この4つのギャップは、ベンダー評価のたびに顕在化します。
監督基準は、委託先がデータを適切に管理していることを検証し、監査できる体制を求めます。大手パブリッククラウドでは、監査権限の付与には個別の複雑な交渉が必要で、標準的な条件で認められることはまれです。
公開されている対応資料は、標準サービスとFISC安全対策基準との関係を概括的に示すにとどまります。実際のワークロードへの管理策のマッピングは金融機関側の作業となり、中堅金融機関では数ヶ月に及ぶ社内業務になることが少なくありません。
冗長化・性能最適化・災害対策のため、データは既定で複数リージョン間を移動します。データが存在し得るリージョンごとに、個人情報保護法と監督基準に照らした個別のデューデリジェンスが必要です。
サービスクレジットや稼働率通知では、規制当局への構造化された報告と、CSIRTとの連携を要するFSAインシデント報告フローを満たすことができません。
Tara Cloudが提供するもの
Tara Cloudがホストするインフラでは、監査で問われる管理策は契約とアーキテクチャに組み込まれています。設定オプションとして後から対応するものではありません。
GPUコンピュートとオープンウェイトモデルのLLM推論は、日本国内にあるTara Cloudがホストするインフラ上で実行されます。規制対象のワークロードに関する限り、データの越境移転は契約上発生しません。
お客様のプロンプトと実行結果は保持せず、お客様データをモデルの学習に使用することもありません。契約上の約束ではなく、インフラレベルで担保する設計です。
いつでも行使できる監査権限を契約に明記し、管理資料および再委託先の監督記録へのアクセスをご提供します。
FISC安全対策基準に整合した管理策を、ワークロードごとに文書化してお届けします。お客様の部門は、マッピングを作るのではなく、確認するだけで済みます。
インシデント連絡は、金融庁への報告フローとCSIRT連携を前提として設計しています。汎用的なサービスクレジットではありません。
すべてのサービスを単一の円建て請求書でご提供します。ベンダーは1社、契約は1本、為替リスクも発生しません。
お客様が完全にコントロールできるオープンソースモデルに加え、主要なグローバルモデルも、1つのAPIでワークロードごとに選択できます。アーキテクチャは、どちらか一方のエコシステムに依存しません。
ポータビリティと退出計画の文書を、契約の一部としてご提供します。外部依存の集中リスクに対する監督要求が高まる中での、確かな回答です。
Tara Cloudがホストするインフラからお客様環境へのデータ転送に、追加料金は発生しません。エンドツーエンドで予測しやすいトータルコストを実現します。
Tara Cloudと他の選択肢
監督下にある金融機関のベンダー評価で必ず問われる5つの要件について、それぞれの提供形態がどう応えるかを示します。
Tara Cloud
契約に明記、オンデマンドで行使可
大手パブリッククラウド
個別交渉が必要で、標準条件では付与されないことが多い
国内GPU事業者
提供者・契約により異なる
Tara Cloud
ワークロード単位で文書化して提供
大手パブリッククラウド
概括的な対応資料のみ
国内GPU事業者
文書の整備範囲は提供者により異なる
Tara Cloud
Tara Cloudがホストするインフラで契約により保証
大手パブリッククラウド
既定で複数リージョン間を移動
国内GPU事業者
国内拠点。契約上の保証範囲は提供者による
Tara Cloud
すべてのサービスを1社で
大手パブリッククラウド
複数ベンダーで、ドル建てが一般的
国内GPU事業者
GPUは円建て。LLMサービスは別ベンダーになることも
Tara Cloud
オープンウェイトと主要グローバルモデルを1つのAPIで
大手パブリッククラウド
モデルサービスが各エコシステムに紐づく
国内GPU事業者
開発者・研究利用が中心。エンタープライズ向けモデルサービスは提供者による
非保持アーキテクチャ
推論はステートレスなインフラ上で実行され、アイドル時にはゼロまでスケールします。監視はメトリクスのみで、プロンプトやレスポンスがログに記録されることはありません。オプションでGPU機密コンピューティング(TEE)により、使用中のデータも保護できます。
セッション情報はメモリ上にのみ存在し、終了時に破棄されます。
アイドル時の計算資源は解放され、稼働させ続けません。
健全性と性能の信号のみ。ペイロードの記録はありません。
使用中のデータをハードウェアレベルで保護するオプション。
金融機関向けプロダクト
専用環境へのデプロイも、オープンウェイトモデルの共有エンドポイントも、すべて同じ国内完結プラットフォーム上で提供されます。
オープンソースLLMを専用GPU環境にデプロイし、本番APIをご利用いただけます。完全に分離された環境で、GPU秒単位の課金と上限設定に対応します。
コンテナ化されたワークロードをマネージドKubernetes上で実行。エンタープライズ運用を想定したスケジューリング、スケーリング、記録をご提供します。
全国のデータセンターに展開する専用GPUサーバー。機密性の高いワークロードを、ハードウェアレイヤーから完全にコントロールできます。
APIとして利用したい場合は、オープンウェイトモデルの共有エンドポイントも同じプラットフォームでご利用いただけます。 LLM APIエンドポイントを見る
ワークロード、規制上の制約、導入時期についてお聞かせください。金融庁の監督下にある環境を熟知したシニアメンバーが、1営業日以内にご返信いたします。